RESEARCH / 自社調査データ
株式会社yellbaが全国の正社員463名に実施した調査の全数値を公開しています。数値は出典を明記いただければ、記事・資料・研修などに自由にご引用いただけます。
サーベイや面談で、社員がどこまで本音を出しているかを聞きました。
サーベイや面談で「すべて本音で答えている」社員は、10.8%にとどまる。
裏を返せば、約9割の社員は何らかの形で本音を出し切っていません。サーベイの集計値は、この10.8%の上に成り立っています。
本音での回答を抑制している「本音遮断層」は、34.3%(約3割)。
意識的に本音を出していないと答えた層です。
「どちらともいえない」と答えた本音保留層を含めると、本音を出し切っていない社員は57.4%(約6割)に達する。
サーベイの回答者の6割近くが、本音を留保したまま回答していることになります。
社内で言えなかった声が、どこへ向かうのかを調べました。心理的安全性の高低で比較しています。
SNS・口コミサイト等へのネガティブ投稿の経験・意向
心理的安全性が低い職場では、SNSや口コミサイト等にネガティブな内容を投稿した経験・意向がある層が45.5%。高い層(14.9%)の約3倍の水準です。
12か月以内に退職を検討している割合
心理的安全性が低い層では、12か月以内に退職を検討している割合が38.6%。高い層(21.6%)の約1.8倍です。
この2つの数値が示しているのは、社内で行き場をなくした声は消えるのではなく、口コミと退職という形で外に出るということです。
職場の課題として何を挙げたかで、退職意向とネガティブ投稿意向を比較しました。
「マネジメントの不誠実・不透明さ」を挙げた層の退職意向は、38.1%。
全体と比べて高い水準です。
同じ層のネガティブ投稿意向は、39.7%。
退職意向とほぼ同水準で、両方が同時に高まることを示しています。
制度や待遇の不満とは異なり、マネジメントへの不信は「辞める」と「言いふらす」を同時に引き起こすという点が特徴です。
「会社が社員の声に誠実に対応していない」と感じている層に絞って、会社を周囲に勧めたいかを10点満点で聞きました。
| 区分 | 点数 | 割合 |
|---|---|---|
| 批判者 | 0〜6点 | 95.2% |
| 中立者 | 7〜8点 | 4.0% |
| 推奨者 | 9〜10点 | 0.8% |
| 平均値(10点満点) | 2.50点 | |
「会社が社員の声に誠実に対応していない」と感じている層では、批判者(0〜6点)が95.2%を占める。
推奨者はほぼ存在せず、平均値は10点満点の4分の1程度にとどまりました。eNPSは通常マイナスに振れても分布は残りますが、この層では分布そのものが片側に潰れています。
声を集めているかどうかではなく、集めた声に応えているかどうかで、社員の会社に対する評価はここまで割れます。サーベイを実施しても状況が変わらない組織の多くは、この「応答」の工程が抜けています。
本調査から読み取れる構造は、次のとおりです。
つまり離職と口コミリスクは、個々の不満ではなく「言えない・応えない」という構造から生まれているということです。対策の起点も、施策の追加ではなく構造の特定に置く必要があります。
本調査の数値は、出典を明記いただければ、記事・資料・書籍・研修教材などに自由にご引用いただけます。事前のご連絡や許諾申請は不要です。グラフ・表の再作成も可能です。
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ご利用の際は、数値の意味が変わる要約・改変(母数や対象層の省略など)はお控えください。掲載媒体をお知らせいただければ、当社からもご紹介させていただく場合があります。取材・データの追加提供のご相談はお問い合わせから承ります。
この調査は、全国平均の話です。株式会社yellbaは、同じ枠組みを自社に当てはめ、原因を特定する診断と、声を定着させるクラウドを、組織の段階に応じて組み合わせて提供しています。
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