RESEARCH / 自社調査データ

サーベイに「すべて本音で答えている」社員は、
10.8%しかいない。

株式会社yellbaが全国の正社員463名に実施した調査の全数値を公開しています。数値は出典を明記いただければ、記事・資料・研修などに自由にご引用いただけます。

全国の正社員463名 2025年12月実施 企業規模4区分ほぼ均等割付 調査主体:株式会社yellba

調査概要

調査名
組織サーベイ実態・意識調査
調査対象
全国の正社員463名(従業員規模:99名以下 115名/100〜299名 116名/300〜999名 115名/1,000名以上 117名)
調査期間
2025年12月
調査方法
インターネット調査
調査主体
株式会社yellba

FINDING 01本音は、そもそもサーベイに入っていない

サーベイや面談で、社員がどこまで本音を出しているかを聞きました。

10.8%

サーベイや面談で「すべて本音で答えている」社員は、10.8%にとどまる。

裏を返せば、約9割の社員は何らかの形で本音を出し切っていません。サーベイの集計値は、この10.8%の上に成り立っています。

34.3%

本音での回答を抑制している「本音遮断層」は、34.3%(約3割)。

意識的に本音を出していないと答えた層です。

57.4%

「どちらともいえない」と答えた本音保留層を含めると、本音を出し切っていない社員は57.4%(約6割)に達する。

サーベイの回答者の6割近くが、本音を留保したまま回答していることになります。

FINDING 02心理的安全性が低い職場では、声が「外」に出る

社内で言えなかった声が、どこへ向かうのかを調べました。心理的安全性の高低で比較しています。

SNS・口コミサイト等へのネガティブ投稿の経験・意向

心理的安全性が低い層45.5%
心理的安全性が高い層14.9%

心理的安全性が低い職場では、SNSや口コミサイト等にネガティブな内容を投稿した経験・意向がある層が45.5%。高い層(14.9%)の約3倍の水準です。

12か月以内に退職を検討している割合

心理的安全性が低い層38.6%
心理的安全性が高い層21.6%

心理的安全性が低い層では、12か月以内に退職を検討している割合が38.6%。高い層(21.6%)の約1.8倍です。

この2つの数値が示しているのは、社内で行き場をなくした声は消えるのではなく、口コミと退職という形で外に出るということです。

FINDING 03「マネジメントの不誠実さ」は、退職と口コミの両方を押し上げる

職場の課題として何を挙げたかで、退職意向とネガティブ投稿意向を比較しました。

38.1%

「マネジメントの不誠実・不透明さ」を挙げた層の退職意向は、38.1%。

全体と比べて高い水準です。

39.7%

同じ層のネガティブ投稿意向は、39.7%。

退職意向とほぼ同水準で、両方が同時に高まることを示しています。

制度や待遇の不満とは異なり、マネジメントへの不信は「辞める」と「言いふらす」を同時に引き起こすという点が特徴です。

FINDING 04声に応えない会社は、推奨者がほぼ消える

「会社が社員の声に誠実に対応していない」と感じている層に絞って、会社を周囲に勧めたいかを10点満点で聞きました。

区分点数割合
批判者0〜6点95.2%
中立者7〜8点4.0%
推奨者9〜10点0.8%
平均値(10点満点)2.50点
95.2%

「会社が社員の声に誠実に対応していない」と感じている層では、批判者(0〜6点)が95.2%を占める。

推奨者はほぼ存在せず、平均値は10点満点の4分の1程度にとどまりました。eNPSは通常マイナスに振れても分布は残りますが、この層では分布そのものが片側に潰れています。

声を集めているかどうかではなく、集めた声に応えているかどうかで、社員の会社に対する評価はここまで割れます。サーベイを実施しても状況が変わらない組織の多くは、この「応答」の工程が抜けています。

SUMMARY総括:組織に蓄積される「沈黙の負債」

本調査から読み取れる構造は、次のとおりです。

つまり離職と口コミリスクは、個々の不満ではなく「言えない・応えない」という構造から生まれているということです。対策の起点も、施策の追加ではなく構造の特定に置く必要があります。

CITATION引用・転載について

本調査の数値は、出典を明記いただければ、記事・資料・書籍・研修教材などに自由にご引用いただけます。事前のご連絡や許諾申請は不要です。グラフ・表の再作成も可能です。

出典表記の例(テキスト) 出典:株式会社yellba「組織サーベイ実態・意識調査」(2025年12月、全国の正社員463名)
出典表記の例(Web・リンク付き) 出典:株式会社yellba「組織サーベイ実態・意識調査」(2025年12月、全国の正社員463名)
恒久URL https://yellba.co.jp/research/

ご利用の際は、数値の意味が変わる要約・改変(母数や対象層の省略など)はお控えください。掲載媒体をお知らせいただければ、当社からもご紹介させていただく場合があります。取材・データの追加提供のご相談はお問い合わせから承ります。

自社の数値は、いくつですか。

この調査は、全国平均の話です。株式会社yellbaは、同じ枠組みを自社に当てはめ、原因を特定する診断と、声を定着させるクラウドを、組織の段階に応じて組み合わせて提供しています。

特定定着実行

STEP 01 / 特定する EXギャップファインダー
(深層型の組織診断サーベイ)
離職の原因を構造で特定します。点数の上下を追うだけのパルスサーベイとは異なり、原因から結果までを因果でつなぎ、9つの構造から組織課題を特定。半年〜1年に一度の「組織の人間ドック」として実施します。 診断サーベイを見る
STEP 02 / 定着させる yellba
(組織改善クラウド)
社員の本音を日常的に集め、経営の応答までをつなぐクラウドです。投稿された声に他の社員が共感を示すことで優先度が可視化され、経営が「やる/やらない、その理由」を返す運用まで設計されています。 組織改善クラウドを見る

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