組織サーベイの設問例と作り方 ── 本音が集まり、改善につながる設計

組織サーベイで成果を出すには、設問の上手さ以上に「集めた声に応答する設計」が重要です。本音をすべて話す社員は10.8%、改善状況が共有されていると感じる社員は25.9%にとどまります(自社調査)。設問づくりと同時に、結果をどう返すかまで決めておくことが、本音が集まるサーベイの条件です。本記事では、そのまま使える領域別の設問例と、改善につながる作り方を解説します。

出所:株式会社yellba「組織サーベイ実態・意識調査」(2025年12月/全国の正社員 n=463/インターネット調査)。

設問設計の3原則

  • 1問1論点:「上司と職場環境に満足か」のように2つを混ぜない。
  • 行動・事実で聞く:「満足か」より「直近1か月で相談できたか」のほうが改善につなげやすい。
  • 自由記述を1つは入れる:定量で傾向、定性で「なぜ」を拾う。

領域別の設問例(そのまま使えます)

心理的安全性

  • このチームでは、反対意見や懸念を安心して言えると感じる
  • 失敗やミスを、責められずに共有できる雰囲気がある

上司・マネジメント

  • 上司は私の意見に耳を傾けてくれる
  • 直近1か月で、上司に率直な相談ができた

エンゲージメント・推奨意向

  • 親しい知人にこの会社を勧めたいと思う(eNPS)
  • 自分の仕事が組織の成果につながっている実感がある

成長・評価/自由記述

  • 成長を実感できる機会がある/評価の基準は納得できる
  • (自由記述)いま会社に一番変えてほしいことは何ですか?

サーベイの作り方 4ステップ

  1. 目的を決める:定点把握か、原因特定か。目的で設問数も変わる。
  2. 領域を選び設問化:上記の領域から自社課題に近いものを選ぶ。
  3. 匿名性と告知を設計:何のために実施し、結果をどう返すかを事前告知。
  4. 応答を約束する:集計→共有→改善アクションまでをセットで決めておく。

形骸化させないために

設問をどれだけ磨いても、結果が返らなければ次回から本音は出ません(参考:従業員サーベイはなぜ形骸化するのか)。原因→体験→状態→結果を因果でつなぐ深層型の診断なら、課題の優先順位まで導けます(EXギャップ・ファインダー)。声が届かない構造は なぜ社員の本音は組織に届かないのか をご覧ください。

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よくある質問(FAQ)

サーベイの設問は何問が適切ですか?

目的によります。定点把握のパルスなら5〜15問程度、原因特定の本格診断ならより多くなります。重要なのは問数より、回答負荷と「その後の応答」のバランス。負荷が高すぎると途中離脱が増えます。

サーベイは匿名にすべきですか?

本音を集めたい領域では匿名が有効です。ただし匿名だけでは応答の宛先が曖昧になるため、匿名で集めつつ、結果を全体に返す設計が望ましいです。匿名/記名を選べる形が理想です。

設問を作るときの注意点は?

1問1論点にする、満足度より行動・事実で聞く、自由記述を最低1つ入れる、の3点が基本です。そして設問より先に「結果をどう返すか」を決めておくことが、形骸化を防ぐ最大のポイントです。

設問より「その後」を設計する

本音が集まるサーベイは、応答までの設計で決まります。yellbaは診断から改善の実行までを支援します。まずは資料請求・無料相談からご検討ください。